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武士同士の対決は実と実との対決であるが、忍びが戦うときは常に自分は実であり敵は虚である。「正忍記」その5
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「精霊の守り人」の世界観(1)

作者は、この小説の世界観をどこにヒントを得たのだろうか。

架空世界といっても元となるものはあるはずである。

完全な作り話は空虚感におちいってしまう。


その元となる確固たる世界観の上に、世界が構築されるというなら、現実であっても架空であっても原理は同じのはずだ。





上記のことを考えれば、「精霊の守り人」の世界観は架空の物語とはいえ、現実に根ざした世界観のうえに構築されているようだ。

物語をおってゆくうち、私たちの現実でおきている問題なり事柄を映し出していると感じるのはそのためであると考える。


少々、内容を紹介すれば、


ヤク―というその地に昔から住んでいたという原住民の世界観と外部からやってきてミカドを名乗る世界観、そして別の種族が加われば別の世界観といろいろな世界観が共存し、どれも否定していないが現実世界で実権を握っているのはこの帝(ミカド)のグループである。


私たちの現実世界もそのようなものだが、優性劣性で判断するのは、この物語で言えばミカドの世界観である。

ミカドはこの地で神を名乗るために「建国正史」を編纂する。

ミカドの背後で星読(ほしよみ)博士が政(まつりごと)の指示を出している。

ゆえに、初代皇帝が水妖を退治してこの国を救ったという「建国正史」が、ファンタジーであるということを知っているのは、ミカドと星読博士のみ。

この秘密を守るために、軍隊とミカド直属の暗殺集団を組織して不穏な動きを察知したら処分している。



その水妖の卵が第二皇子に産み付けられたことからこの物語ははじまる。

この事件はミカドにとっては国の一大事、「建国正史」が嘘であったことがばれてしまう。

皇子にすれば、退治したはずの怪物の卵を宿され、自分の課せられた運命のために父親からは命を狙われ、この卵を狙う異世界の生物から自分の命が危険に晒される。


しかし、水妖と思っていたのが、現実世界に雨をもたらす精霊の卵だった。




これだけでも、内容が複雑そうに見えるが、それぞれの立ち位置や性格、役割がはっきりしているので、常識にとらわれていなければわかりやすい。



原住民のヤク―は、水、土、火、気、木にかかわる〈大いなる力〉をもつものを、『精霊』と呼ぶ。

外来者のヨゴ人は、この世のはじまりは(天)のもっとも強い精気が集まって生れ出た巨人と考え、この巨人を祖とする現実世界の神、ミカドを中心として組織づくりをする。

異世界の水の精霊が百年に一度、現実世界に卵を産み付けるのは、自然の循環の摂理として現実世界に干渉しているからで、新しく世代の交代がなされ雨をもたらすしきたりとなっている。



大いなる力の自然の摂理の中で、原住民ヤクーの世界観を根底に別の世界観が作用している、という物語である。


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[ 2013年07月06日 11:20 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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