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「児童相談所の怖い話」、権利と無責任体制

児童相談所の怖い話

「児童相談所の怖い話」
内海聡著、三五館、2013年2月初版





「精神科医は今日も、やりたい放題」三五館 (2012/3/23)
「大笑い!精神医学」三五館 (2012/11/21)

に続いて出版された内科医内海聡(うつみさとし)医師の著書。

専門医の立場からこのような本が出ることは本当に珍しいことだ。

たいてい、このような専門医は無責任体制の中に組み込まれ批判をしないのがほとんどだったからである。

保護された子どもたちが精神医の診断を受けて薬づけにされていることから内海医師の前作とも関係してくる。




本書の第5章には、「児童相談所の正体を暴く―児相をめぐる鼎談」が掲載されている。

児相被害者連絡会の松島弘さんと、その代理人である南出喜久治(みなみできくぢ)弁護士と、内科医の内海聡医師によって、この問題の根幹となるものが語られている。

以下、南出弁護士の弁を抜書きした。



親権と権利について考える


権利という言葉は、「権」は「力」を意味し、「利」は利益を意味する。

本当は、西周(にしあまね)と福沢諭吉とが論争したように権利(right)の訳においては、たとえば「通義」、義に通ずるという観点のほうが正しい気がするんです。

また、日本人のイメージとして、「道理が立たない」という言い方をしますが、この「道理」です。

人権というと、人の数だけ人権があって、人権と人権が対立したときにどう調整するかという問題が出てきますが、人の数だけ人権と正義はあるけれども、道理は一つだといえます。

つまりお互いに調整し、一致点を見出すプロセスが「道理」だと。

(中略)


義務を伴う権利なんだということを一番知らしめているのは親権だと思います。

その親権というものを基軸にして考えたとき、親に不備があって、自分だけで賄いきれなかったら、たとえば向こう三軒両隣が支えてくれる、あるいは社会が支えてくれるという公助、扶助の考え方があった。

そしてそれも無理ならば、国家が支えてくれる。

そういうふうなフラクタル(相似)な構造になっていると思うんですよ。

もしこの親権になんらかの落ち度があれば、法律的にはなんらかの一時的制限とか、それが家庭再統合する場合の暫定的措置を行政が取れる。

これは本当に道理に通った話です。


ところが今の児相の問題は、常に対立構造になります。

だから権利の概念でいくと必ず対立構造になってしまうんですよ。

親の側は「私のところに親権がある」。

それに対して、児相は「こちらには児童福祉法とか自虐法に基づいて取得している権限がある」という。

権利と権利の対立になってしまっているのが、権利意識の一番大きな問題点。


そうであれば、一時保護なんだから、子どもを速やかに平穏な家庭に戻してあげる、あるいは家庭を平穏化して戻してあげるという措置を取ることが本来の児童相談所の務めです。

にもかかわらず、隔離する、親と対決する、対立するという対立構造にもっていっているところに今の一番大きな行政の問題がある。

児童相談所の職員は、児童を拉致された被害者側の親に対して不信感を持っています

「お前が悪い、お前が虐待した。 お前が考え方を直さなきゃダメなんだ」と。

それに対する親側の「いや、私には私の教育方針がある」という言い分をすり合わせようとしないわけ。

そこに突出した権利意識がある。

(『児童相談所の怖い話』151~153頁)




体罰を受ける権利


子どもの権利条約というのがありますが、基本的に僕は子どもの権利はないと思っています。

これについては異論があるかもしれないので少し説明します。

子どもというのは、親の保護を受けてようやく全うできる存在です。

たとえば「子供には人権がある」という人たちは、全人格が完成された人を想定しています。

しかし、子どもが成人するまでの間、完全な全人格的な人権を主張できる前の期間というのがあるわけです。

そういうときでさえも権利意識ばかりが突出してしまっている。

学校に行かない権利がある。 体罰を受けない権利がある。 それから、親に反抗する権利がある。援助交際する権利がある。 自分が体を売って金儲けする権利がある。 ……皆、全部そういう意識になっています。

その権利意識の過剰さが今の子どもたちを破壊しているのではないでしょうか。

つまり親も含めて、権利という主張の前に、大人が何もできていない。

権利をあんまり強調しすぎることによって、子どもにしてみれば「あんたを親に選んで生まれて来たんじゃない」と言えるし、親も同じように「お前を選んで産んだわけじゃない」と言えてしまう。

「なぜ、血のつながりがあるということをもって扶養する義務があるのか?」と問われたらどう答えますか?

答えられないじゃないですか。

だから私の立場では、子どもの権利というものがあるのなら、子どもには体罰を受ける権利があるということになると思います。

(同上、154~155頁)





連鎖する無責任体制


責任のなすり合いの体制において連帯責任というのは、無責任のこと。

みんな責任を取らなくてもいい体制のことを連帯責任というんだから。

学校もイジメなどの問題があったときに、問題のあるやつを児相で引っ張って間引きしたいという目的で早期通報したりする。 

通報された児相側も自分のところで責任を取らなくていいように病院に放り込む。

病院は病院で薬を投与すると、これは薬の問題だから私の判断ミスじゃないというように、みんな無責任の連鎖が続いていく。

(同上、181~182頁)





この鼎談の完全版をネット上に公開しています。

本書への掲載にあたって、鼎談収録後に加筆・修正などを施しているため、動画と一致しない部分があることをお断りいたします。(本文より)



参考動画:

「児童相談所の怖い話~あなたの子供を狩りに来る1 」
公開日: 2013/01/17

http://www.youtube.com/watch?v=ioRpR_rXZyY






ここでの、南出喜久治(みなみできくぢ)弁護士の弁は私もそうだと思う。

権利を主張すると「対立構造」しか生み出さない。

これでは、道理や正義を問うているのではなく、自己主張したものが勝ちとなる。




「体罰を受ける権利」というのは少々変な言い方であるが、南出弁護士の論をみればいいたいことはわかる。

上記で「権利」について批判めいたことを書いているのだから、ここで「権利」という言い方をしなくてもよさそうなものなので、新しい言葉でも創作したらいいのにと思った。

ちなみに、自分が中学生の時、やたらビンタをくらわす物理の先生がいた。

宿題を忘れたら即ビンタ。

男女関係ない。

こんなことくらいでビンタしなくてもいいではないかと、私はその不合理なことを考えていた。

生徒から、恐れられていたにも関わらず、その先生をみんなはきらっていなかった。

生徒が総合的にその先生を評価していたに違いない。



「連鎖する無責任体制」というのは、読んだとおりである。

ここでの一番の被害者は、保護(拉致)された子どもであるのに、子どものためになっていないという体制である。

話しは違うが、このような体制下では、ここだけの問題ではない。

私の父親が入所している病院付き老人ホームでも無責任体制がおこる。

ルールにのっとた範囲では機能するが、予定外のことが起こるとたちまちとん挫する。

病院付きとはいえ当直医に専門医がいなければ他の病院に連れていかなければならないわけだが、病院を探すのも連れて行くのも私がする。

そのようになる状況を事前の協議と検査入院でわかって予想をたてて、専門外の当直医でも手当てできるようそれを見越して入所許可もおりたものの、二年たっても改善はまだされてないようだ。

細かい規則や利権が間に割り込み、行動を妨げる。


最終的に病院含めホームは共同して保身の態度を貫くので、いったい誰が責任をとって対処することになっているのか、場当たりの説明に面食らうことになる。





幕末明治以降、西洋(悪魔)思想が入ってきて西洋に追いつこうと苦心惨憺してきたと思うが、ここにきて第一線で仕事をしている専門の医師や弁護士からこのような意見がおおっぴらに出てくるようになったのは、もう行き着くところまで来てしまったからではないだろうか。

それまで、日本人はよくガマンして文化の発展に貢献してきたかもしれない。

今はまさに現実の中にファンタジーがもちこまれた状態で、無責任体制ができあがってしまったのではないだろうか。

架空現実でみんなが勝手なことを主張している。


筋を通したサムライ精神が健全ならこんなことは許さなかっただろう。

南出弁護士が言うように、西洋思想が入ってくる前の日本は、道理が通じた国だったのだ。




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[ 2013年07月16日 01:28 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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