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武士同士の対決は実と実との対決であるが、忍びが戦うときは常に自分は実であり敵は虚である。「正忍記」その5
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「家畜人ヤプー」から「進撃の巨人」へ

「家畜人ヤプー」というのを聞いたのは、故太田龍先生の著書によってであった。

幕末明治維新の西洋の文化と学問の導入と流入により、急激な軍国化、極端な工業化、農村の疲弊、日清・日露戦争を経て大東亜大戦/第二次世界大戦に突入し、敗戦し、日本が米国に進駐され従順になっていたとき、西洋人の本質を見抜いた日本人の作家の一人として評価されていた。


この作家沼正三は、西洋人をサディズム(加虐症)、マゾヒズム(被虐症)の二面性(二極性)が異常に発達した人種であると観察し、そのサディズムとマゾヒズムに満ち充ちた「家畜人ヤプー」を書いた。

かといって、この小説の内容が奇譚な趣向の読み物になっており、自分は一巻を全部読み終わることなく投げ出してしまった。

多分、主人公は家畜人のままではないかと想像する。

ので、最後はどのような結末かはしらないが、のちに本名(天野哲雄/1926-2008)で綴った随筆から察してもこの状態を乗り越えているようには思えなかった。



西洋人自身の心理が、このサディズムとマゾヒズムで調教され、キリスト教のもとでコントロールされていたとしたら、

…誰に調教されたのか?

ゆえに西洋史は侵略と略奪の戦争の歴史でもある。

獣を狩猟して調教するように、他民族に侵略し、隷属させる手段がサディズムとマゾヒズムであり、それを秘めた宗教のもと、原住民のキリスト教化を建前に人々を家畜化していった。

英語圏では「シープル」という言葉がある。
ヒツジの「シープ」と「ピープル」の合成語でつくられた。


現代は宗教だけがそのシステムを使っているわけではなくなった。

一般社会にまでそのシステムが伝染していく。

世界が悪魔主義主導の西洋の管理下に入って、殆んどがそのシステムで機能し始めている現代。

「家畜人」が、ひとつの流行語のように言われ続けていた。

自覚しているが他人をののしる言葉に使うのか、ヘンタイ向けの趣向として使われるのか。

私自身、このように機能している現実の日々の生活の中で、どのように振る舞うべきか、どこに身を置くべきか悩んでいた。


断っておくが、キリスト教のシステムと個人のキリストは別であると考える。

イルミナティ悪魔主義者は人間が創ったものを剽窃したり、乗っ取ったり、詐称する。




9月27日、最終回を迎えたアニメ「進撃の巨人」は、人類が家畜であった、と気づいたことから始まる。

原作は読んでいないので、このアニメを見ただけの感想だが、後発のアニメだから原作者以外の制作スタッフも参加してより練られているような感じがしたし、繊細な描写と演出、アクションと効果音が場を盛り上げた。




アニメの主人公たちは、この壁にさえぎられた内側の「家畜人」の秩序状態から抜け出る兆戦であるかのようだ。

それとも、壁から出ることをこばませ、「家畜人」の自覚をより強化させるものだろうか?

壁の外側にいる巨人に立ち向かう人種とより家畜化して堕落してゆく人種とに分かれてゆく。

敵は巨人だけではないというわけだ。


現実の世界感が、想像を超える物語の中に投影され盛り込められているので、観賞しているものは身近に起きている出来事と錯綜してみている。

謎は解決されないままだが、このアニメの示した路線は、私には違和感がない。





昭和の時代が終わって、欧米主導で世界統一化がさらに進み、拝金主義の蔓延とより高度な管理社会が作られつつあり、法律と制度でがんじがらめにされていく「家畜化」が進行中であるかのようにも見える。

しかし、生きている人間であれば抵抗する。

このアニメの出来は、その抵抗の一つの現れのようにもみえた。

アニメか…日本人らしいかもしれない。



最後に物語の中で繰り返された文句。

「巨人をしのぐためには人間性を捨てなければ…勝てない」

というメッセージについては、次回に述べたい。

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[ 2013年10月01日 02:11 ] カテゴリ:ビー太郎日記 | TB(0) | CM(0)
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