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続「ロミオとジュリエット」、芸術的生き方とは

※昨日の記事、ひさしぶりの「ロミオとジュリエット」の続き。


最初劇を見る前は「何かの冗談か、パロディか」と思ったように、あまり気のりするものではなかった。

むかし、役者を目指した人であれば願ってもないことだったに違いない。


しかし、このコメントを書いていくうち思い立ったことは、

そのような気のりしない事でも、行くとなったらなにかに興味を引きつけなければならないということだ。

それは、かすかな希望でもいい。



プロとなり、木戸銭をもらえるような芸術の域まで達するということは、

技量もさることながら、客の期待にそうような演技ができることにちがいない。

客もまた、その役者たちが醸し出す雰囲気と交わり、一喜一憂に共鳴して臨場感が満たされ、演じる役者のみならず演出の効果やスタッフともども劇場内が一体となり、劇が終わってもその余韻は続き、その場に居合わせた者たちの生きる糧となる。

…ようなことを夢見る。

脚本がお粗末だったり、役者がそろっていなければ、ひとりスターを配置すれば、お客はそのスターを見に行くだろう。

偉大なスターが一人いれば、観客は他の些細なことは気にしなくなる。

まるで宗教に似ている。



芸術であることは、まわりとの調和と協調がうまくいって、融合し合うことと思っている。

脚本はもとより、

役者のの感受性の表現、

役者と役柄の調和、

役者同士の間のとりあい、

裏方で支える技術スタッフの協力と技量、

客の雰囲気、

舞台と客席の一体感と共有、

終わったあとの余韻、

いいものを作ろうという協調と連帯感、

まあ、思ったことを書きだした。

しかし、舞台鑑賞はしないので、私にはそんな気持ちになったという経験がない。



また、作品制作に当てはめても同じようなことが想定される。

制作活動をしたことはあったが、そのような作品が作れたという満足は得られなかった。

その原因として感受性が足りないと思い、もっと自然に近づこうと決心し農業を勉強しなおしたが、別の方に気を取られてしまって、制作活動から遠ざかることになった。

としても目指した方向は間違っておらず感覚はそのようなものだと思う。

だから芸術的境地を目指し耐えていくならば、それを達成したあかつきに人が神々しくなることはよくわかる。




しかしである、自分がこれは芸術だ! と言ったとしてもまわりとの調和がされていないなら、自己満足にすぎないのみならずゴミである。

自然林を伐採し、その場所と関係ない外来種を整然と植樹し、ところどころに現代彫刻を配置したとしても、私は納得できない。



ロミオとジュリエットに出てくる登場人物の個性がはっきりしている。

役柄と役者が一致していたら感情移入がしやすくなる。

シェークスピア劇では感情への働きかけが強く、その個性が際だっているので、情緒を養うとか自然との調和はあまり期待できず、日本人に物足りなく感じたり西洋人との考えの違いを思い知らされるのではなかろうか。

つきつめれば、両家の和平のために愛が犠牲になるという個人的な狭い了見の話ではないか。

愛がテーマだと言いつつ、愛を生贄にしているようにも見える。


内容に興味がなければ、お目当ての役者を応援すればいいことである。


私の興味は、知人の友人を見に行くということであった。

ところが、その知人の友人は、この劇で一番出番が少ない役で、しかも後半、五分足らずで役目が無くなる。

それまで耐えてきた希望と期待はそこで無くなったわけだから、その後妙にお尻が痛くなって向きや位置を調整していると持っていた袋がガサガサ音をたてたので周りの人は迷惑だったと思う。

見終わった後もどっと疲れが出る。

だから、このような場合、演じる側の方が楽だと言ったのだ。
椅子にじっと座っているより動く方が活性化される。
参加することに意義ありだ。


今、忍者について考えているので、その気持ちを反映させれば、

忍者というのはどんな場面、状況下でも、本心を隠し、まわりに溶けこみ違和感なく一体となるよう心がけるに違いない。
ある意味、芸術的な生き方だ。

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[ 2013年02月12日 22:29 ] カテゴリ:ビー太郎日記 | TB(0) | CM(0)
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