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武士同士の対決は実と実との対決であるが、忍びが戦うときは常に自分は実であり敵は虚である。「正忍記」その5
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『生き残り』って言葉大っ嫌い

母方の叔母から彼岸前に電話がかかってきた。

三年前母が亡くなってから、お盆とお彼岸にうちの方まで足を延ばし墓参りをしてくれている。

うちの墓は、家から歩いて五分くらいのお寺にあるので、いつも何かを持ってきてくれる。



最初は敬遠していた叔母だったが、だんだん癖もわかってきた。

一方的に自分の要件を言って電話を切ってしまう。

今回は、お昼頃つくから一緒にご飯を食べようといわれたが、ちょうどその時間は歯医者に行くので、断った。

しばし絶句。

このような方は、自分の予定がとん挫した場合、他の機転が利かなくなる。

それで、話は打ち切りになる。


当日、朝九時に電話がかかってきた。

叔母からだった。

今から家を出るから十時には会えるだろうか…という。

電話を切ってゆっくり計画を立て直したようだ。

お寺で会うことを約束した。

叔母は、二年前にご主人を亡くされ、ご自身もがんを患って奇跡的に回復され、余生と思って飛び回っている。

親戚のお墓参りが日課となっている。


墓参りが済んでお茶を飲もうという。

歯医者に行くのに間に合うでしょと、向こうが言う。

一方的に話をする方でこっちの意見は聞かない。

きっと話すことが発散なのだ。


毎度、同じ話のローテーション。

そろそろ、時間が気がかりになってきたころ、

「今の若い人たちは、『生き残り』って言うけど私この言葉が大っ嫌い」

突然、脈絡もないところに飛んだ。

私も『生き残り』を再検討していたので、ちょっと黙らせてみようと口をはさんだ。


「『生き残り』はダーウィン進化論で『弱肉強食、優勝劣敗』の意味合いが強くゲーム感覚で使われていますが、古代の日本人の考えていた『生き残り』は自然と伴に生きる意味合いだったそうです」

思った通り、しばし沈黙。

自分のペースに戻って、

「『生き残り』って言葉大っ嫌い」

を繰り返す。

そのうち時間だと気がついて、別れた。



私は、叔母のような方を大勢みている。

なるべく、相手の言うことも否定しないで、自分の意見を押しつけないように説明や理由をつけ加えるのだが、

ただ、困ったことにこういう方は、自分と違う説を言われただけで「拒絶された、否定された」と思うらしい。

私は根拠のない話などないと思っている。

その根拠なり、問題の過程を聞いたとしても、感情で判断する人はわからないだろう。

モノの真相はどうでもよく、同調してほしいだけなのだ。

叔母のように、感情にモノを言わせている方とは深い話や建設的な話が出来ない。




死んだ母は他と違って、私がこのような話をしてもちゃんと受け入れてくれた奇特な方だった。

何でそう思うのか? とこっちが聞き返した。

「考えてみれば、そうかもしれないと思ったから」

合掌
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[ 2013年03月21日 22:30 ] カテゴリ:ビー太郎日記 | TB(0) | CM(0)
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