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「知恵の喪失」/マルチ商法


年に一度、健康セミナーを開催する方がいて、そこに顔つなぎのつもりで出席していた。

今年は、ちょっと趣向がちがっていて、最近始めたらしいノニジュースの宣伝をしていた。

インターネットで調べれば、いろいろメーカーが出てくるが、このようなビジネス・スタイルでやっているのは一社しかない。

連鎖販売取引の企業一覧(ウキペディア)

にも「タヒチアンノニインターナショナル」と出てくるが、今では名前をかえて「モリンダ」と名乗っている。



悪徳業者対策委員会のページを見るとマルチ商法について次のようなランク付けがされていた。

マルチ商法(MLM) ★
ネットワークビジネス ★★
マルチ(まがい)商法 ★★★
ネズミ講       ★★★★


引用元:http://www13.plala.or.jp/ryu/ryu1.html


このサイトの個人的見解なのかどうかしらないが、星の数がピラミッド式になっているのがおかしかった。

この星の意味は数が多いほど悪徳であるという意味である。

法律的には「マルチ商法(連鎖販売取引)とネズミ講(無限連鎖講)の違い」があるようだ。

これまでのマルチ商法は、すそ野が広く下へ行けばいくほど儲けが薄い印象である。




知人は仕事がら健康について幅広く調べている人なのでその一環かと思ったら、すでに会員になっていた。

そのように入れ込むほど他にはない効き目が体感できたようだ。

その方がいままで薦めていた健康法はなんだったのだろう。

本人に言わせれば相乗効果があるという。


どうしてノ二が注目されているのかは、その植物酵素にある。



日本という国は古来より酵素を利用し摂取してきた民族である。

日本の伝統食に発酵食品が多いのもその効果を熟知し取り入れてきたためと考えられる。

それが幕末明治維新からの西洋文化の流入によって西洋食が一般に普及しだしてから現代に至るまで日本の食生活が大激変した。

天武天皇が七世紀の後半に「殺生肉食禁断の詔勅」を出し、それが継続していたのが、1872(明治5)年、明治天皇が牛肉を試食して自らそれを破った。

「殺生肉食禁断の詔勅」というと、肉を食べた食べないの話にする人がいるが、そんなせこい話ではない。


西洋食中心の食生活が今日における不快症状やがん多発の一翼をになっているのはだいぶ以前から言われてきた。

これほど病状が悪化した原因は、国家政策、社会状勢、経済という外圧や、環境汚染、化学薬品汚染、国内産より輸入品が増え食事の多様化や嗜好の変化の問題もある。

これらひっくるめて、人間の考え方の変化のうえに構築された社会は、壮健とは程遠い病気を招きやすい環境にしてしまった。

根本は人間の意識の変化ではないだろうか。


欧米人も健康問題に深刻であるので、先住民の知恵とされる新薬を求めて続けている。

そこで、古代ラピタ人が持ち運んだとされる植物酵素の宝庫であるノニという植物に目をつけたようだ。




知人の場合、上司が先に始めたので、上司に誘われて飲んでいるうち入会を決めた。

米国企業の「モリンダ」では、ノニジュースという商品を毎月一ケース購入することで会員の資格が得られる。

モリンダ社の特徴はこのビジネスにある。

無料のセミナーを定期的に開いているので誰でも参加できる。


知人のグループは、上司がトップリーダーとなる。

上司をトップに小さいピラミッドが形成される。

上司が会員を集めればその会員の分、配当金が入る。

その会員がまた孫会員を増やせば、配当金が増える。

その会員を中心に小さいピラミッドが形成されるがこれは、上司のグループ内である。

今回、新しいなと思ったのは、下位の会員で積極的に勧誘しなくとも、同じグループメンバーの活動如何によってこれまたボーナスがもらえるということだ。

もちろん、大元のモリンダ社がピラミッドの頂点である。

大ピラミッドの中に小ピラミッドがいくつも入っているという、現代の社会システムそのままが企業と会員の間で構築される。


商品は親会社が製造、流通してくれるので、販売員は商品を紹介するだけでビジネスになる。

ななんと簡単。



今までセミナーの講師経験者や、事業を手がけた人はすでに経験を持ち人脈があったりするので大きく展開することもできるし、一般の主婦で自分の才能に目覚めた人もでてくる。



この商品が出回る背景に、不快症状に苦しむ人たちが大勢いるということである。

この不快症状が自分の体質だと思っていたり、今までどのようなサプリメントや薬品を試しても効果が薄かったりまたは改善の自覚がなかったりしていた。

このジュースを飲んだだけで劇的変化が現われた人が出てきた。

劇的変化が現われた人は、このジュースのファンになって、人々に知らしめることを使命と感じる。

ジュースを飲んでもちろん、何も変わらないと感じる人もいるだろう。

そういう人は離れるわけだから、残る会員/販売員となる人は自分の実体験を持つ人たちになる。

販売員は定期的に開かれる会社のセミナーで知恵づけされてレベルアップしてゆき、エリート販売員への階段を上る。

上昇するたびにボーナスが出たり、海外研修へ招待される特典がついてくる。

自分が頑張ったぶん報酬がついてくるという夢のような仕組みではないか。




ノニという植物はポリネシアに伝わる古来の薬草である。

これは、古来伝統の「知恵」である。

これは疑いようのない事実のようだ。


もともと自然のものなので、地域や気候によりまたは製品になった時、その品質に大差が出る。


その製品の管理と流通は会社の責任になるが、

これを紹介する販売員は、自分の実践知と会社への信頼をバックアップに活動する。

実際、自分の体調が改善するのを目の当たりにし、自覚できれば、いいものは他者に知らせたい、広めたいと思うだろう。

最初、報酬目的でなくとも、このビジネスにひとたび参入されたら、どの階層にも多かれ少なかれ報酬がついてくる。

口コミ販売員は会員であって正規の職員ではない。

しかし、がんばればサイドビジネスくらいの収入になる…という。



ノニジュースが身体によさそうだから飲んでみようか、と思うのと同時に毎月一ケース買うことで、自動的にビジネスに参加していることになる。

あなたが買う事で上司が潤い、あなたが人に紹介するだけで上司が潤う。

それは今までのマルチ商法だったけど、これからは、紹介者のあなたにも少し利潤が回りますよ…

というのがこの方式のようだ。


なんか、体にもよさそうだし、商品も信頼できるし、いま稼業がうまくいかないから、ちょっとアルバイト感覚で…

という気分にさせる。



しかし、それは毎日飲むものなのか?

毎日飲めと言う。

途中でやめたり、毎月、買わなければ会員の資格がなくなるのではないか。

それをつなぎ止めるために報酬制度が導入されたのではないか。

報酬と規則。





ノニは、古来の「知恵」である。

人間には植物性酵素が必要だと訴える。

合成の酵素のサプリメントも出回っているがそれを飲んでも効かなかった人がノニジュースを飲んで体調の改善が見られた。

自分の生活習慣や考え方が間違っているのに気づき、生活のあり方を改善させるほうに働くのが本来の知恵だと考える。

ノニはその間の補助として有効だと思える。



モリンダ社の提唱するビジネスにまい進するとしたら、

本末転倒、知恵の喪失を危惧する。


私は、毎日飲むつもりはない。

ので、知人が薦めても買わない。

そうそう、この知人はこのように私が意思表示をしたとしても、再度進めるのだ。


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[ 2013年05月19日 21:32 ] カテゴリ:未分類 | TB(0) | CM(0)
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