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武士同士の対決は実と実との対決であるが、忍びが戦うときは常に自分は実であり敵は虚である。「正忍記」その5
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「気枯れ(ケカレ)」考


先の6月2日「橋のない川」の思い出…のなかで、奈良の月ヶ瀬村事件にふれた。

このリンクした先のサイトや書き込みなどで加害者の青年に同情を寄せる人が多かったのを知った。


青年の育った環境に問題アリとの見方もあった。

このような家庭でまともに育つ方わけがないというものだ。





部落問題が、個人の問題なのか、部落というある閉鎖された地域の問題なのか、はたまた人種問題や民族問題にまで発展するものなのか。

広げ過ぎたら問題の焦点がよくわからなくなる。

社会問題で扱うより、日本列島に住む人々の経緯にかかわることなので、日本の多様性を見るうえでも大変興味深い資料になると思う。

もし、なんらかの解決を試みられるのなら、同次元の話ではおさまるものでもないだろう。



インドのヒンズー教は、大きく四つに分かれた階層である。

それぞれの階層の中では、さらに細かく分かれているらしい。

永年のカースト制の死守により、バラモン階級と奴隷との間の遺伝子はまったく別モノになっているという。


カースト制にも外れるアウトカーストの人々の精神状態を考えた時、日本人には当てはまらない。

アウトカーストの人たちは精神までも奴隷になっているから、顔つきに現われる。


アウトカースト以外の階級もまた、奴隷身分でなくともそれぞれの階層に囚われの身になっている。

奴隷より上位の階層ということで視野が開け待遇がいいとしても、このカースト制にのっとっているかぎり、その精神構造は奴隷と何がかわるというのだろう。




私が部落問題にまったく興味が持てなかったのは、その「気枯れ」にあるのだと気づいた。

昔、別の意味で部落に興味を持った時があった。

その美しい民家や自然の流線を活かした民具や村の生活形態からであって、今日の問題とは全然結びつきもないことだった。

いわゆる民芸という日常生活で使われる道具が、家主によって工夫して作られ、それが生活の中にとけこんでいる様子である。


しかし、現代さわがれている部落問題はそのようなものではなかった。

なんというか、それこそ「気枯れ」という表現がぴったりくる。

問題にした途端、陰気というか、嫌気というか、そのような気分にさせる。


日本人なら「気枯れ」を「気枯れ」たままにするはずはない。

人間であれば、だれ彼となく向上心というものがある。

というのは、生きることが目的である日本という風土に生まれ育ったならば、そのような気骨精神が備わっていると思うからである。

そのような人は、「気枯れ」の状態をそのままにせず、なにかしら手当をするはずである。

そうでなかったら、アウトカーストのような陰気な集団にはならない。

それでも、現代に「部落問題」があるというのは、禍根を根強く持ちつづけた部民がいたからではないのか。





権力者集団によって先天的に差別された原日本人のひとつ飛騨族はエタと呼ばれ、江戸時代までその呼称で呼ばれたが、明治になって解放令のもと、被差別部落に一括吸収されてしまった。

エタが差別をされたというのは、文献にあるとおりだが、どのような集団かは定かではない。

山本健造氏が自著の『裏古事記』等の書物で初めて明かしたものと思われる。



渡来人に随行してやってきた奴隷が、日本で後天的に差別なのか気に入らない扱いをうけたのかという問題はまた別である。

現代の「部落問題」はこっちが主となっているような気がする。



だから、「差別」といわれても程度の差があり、個人の問題を社会問題にした感があるのも混ぜこぜになっているかもしれない。


企業では商品開発するうえで「差別化」は当たり前のことである。

この差が商品の価値を増し、地域差が特産品を生み出し、差があるからこそ向上心というものが育まれる。


自分にできることはまず正す方へ努力し、共通の問題として社会に要求することは要求し改善させ、伴に成長してゆくものととらえられないならば、

被差別部落問題とは、手のほどこしようがない「気枯れ」た問題だと思っている。



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[ 2013年06月07日 23:30 ] カテゴリ:部民(部落)/伴 | TB(0) | CM(0)
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