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武士同士の対決は実と実との対決であるが、忍びが戦うときは常に自分は実であり敵は虚である。「正忍記」その5
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「橋のない川」の思い出/貴賤の別の理論


「橋のない川」というタイトルがいい。

橋がないなら掛けてみようかという気にさせる。



「被差別部落」等々の呼称は、明治時代に江戸時代と対比させるうえで政策上、西洋を手本に近代化を図るうえで天皇制というピラミッド型の組織作りのために徐々に定着させられた印象である。

「被差別部落」というものが日本原住民の立場から論じられることなく居座っている。

感情論をやめて、気枯れたものを手当てしないと本当に穢れたものになる。



この小説を読んでも解決策の見いだせないまま、住井すゑさんの目指すものがなんなのかわからなかった。

住井すゑさんの対談集があったので何か手がかりがないかと思い、当時読んだ気がする。

どのような対談集かは忘れたのだが、「鬼に書かされた」…という発言があったのを記憶している。

その箇所を探すべく今回またページをめくってみた。


住井すゑ対話集1


住井すゑ対話集1 橋のない川に橋を
労働旬報社
1997年



は、これまで雑誌に掲載されたものをテーマ別に何編かまとめられている。




菅野照代(すげのてるよ)との対話
『部落』1980年一月号掲載分


のなかで、「橋のない川」の裏付けになったものはなにかとして、石原純(いしわら あつし:1881-1947)博士に教えを乞うた「相対性原理」をあげている。


人間平等というのは宇宙の法則、観念の問題じゃないんです。 宇宙が回転しているという、これは運動体ですね。 われわれはそのなかの一人、こんな小さな存在ではあるけれど、宇宙すべて運動体のなかにわれわれも存在するということは、宇宙のバランスに役立っているということなんですよ。 不必要になれば死んでいくんですよ。 必要あれば、また新しい物が生れるんですね。 お互いに引き合って運動体になっている。 だから科学的に、人間は平等であることが証明されるわけなんですよ。

だから天皇制とか部落を作るというのは、人間に貴賤の別を作るということで、宇宙の法則に反しているんですよ。 だから、天皇制はいけない、科学を否定する、宇宙の存在である限りは宇宙の法則に従わなければいけないんじゃないか、というのが私の考えです。

(同上、159頁)



住井すゑさんが、相対性原理にヒントを得て、持論を立ち上げた。

私も相対性理論だ、なんだと説明されるより、住井すゑさんの論の方がわかりやすい。


自分も日本人のアタマなのだと思う。

15年前、読んだ時より今の方がよくわかる。


そこで思ったのは、

ガリレオの相対性原理、
ニュートンの運動法則、
を経て
アインシュタインの相対性理論が生れ、相対性理論にも一般と特殊があり…


と進化というか、分割というか…

素晴らしい理論だとしても、まだ解明されていないようだ。





日本人のアタマの住井さんは、咄嗟にわかったようだ。

しちめんどくさい理論をすっとばして、

「天皇制とか部落を作るというのは、人間に貴賤の別を作るということで、宇宙の法則に反している」

と見破ったのだから。


ここで残念としかいえないのは、西洋の科学の本質を見誤っていたことで、それは宇宙の法則に反した貴賤の別を作ることにほかならない。

西洋の科学を採りいれた明治政府は、それゆえ天皇制を作り、被差別部落の認定をし、終らない論争へと道びいたのだった。


ここで言う西洋の科学は、もちろんイルミナティの科学である。





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[ 2013年06月10日 02:36 ] カテゴリ:部民(部落)/伴 | TB(0) | CM(0)
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